栄養管理室このページを印刷する - 栄養管理室

当院は、精神科病棟・重症心身障害児(者)病棟からなり、美味しく安全な食事であるとともに、家庭的な心の通う食事をお届けするよう心がけています。また、入院患者さまが退院後、自分の嗜好のみに偏らず、病院の食事を思い出し参考にして頂ける食事の提供を目指しています。
季節感を盛り込んだ食事を心がけるとともに、作業療法士や各病棟が企画した行事に沿ったお食事を提供しています。
栄養管理室は、病院栄養士・調理師と、給食業務担当(主に献立作成・調理業務)の委託業者で構成され、1日約960食と週3回のデイケアの食事提供を行っています。さらに、管理栄養士の病棟担当制を実施し、入院患者さま一人ひとりの病態に応じた栄養管理を行い、質の高いサポートを心がけています。

適時適温給食

お食事の時間:朝食7時50分、昼食12時00分、夕食18時00分
温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、適温でおいしく召し上がっていただけます。

食事

食事は医師の指示により提供しています。普通食・治療食やアレルギー対応など治療上必要な個人対応も行っています。また、調理の際には大量調理衛生管理マニュアルを遵守して調理しています。

フードサービス

1.春夏秋冬のサイクルメニューを基本とし、1ヵ月毎に季節に合わせたメニューを取り入れています。

ソフト食献立例
七夕

ソフト食献立例
十五夜

きざみ食献立例
文化の日
 

 

2.行事のお食事を実施しています。

(1)手作り体験型行事

栄養管理室から食材を提供し、患者さまが料理するお手伝いをしています。
例)パフェ作り
スポンジ、ホイップクリーム、果物などを用意し、好きな食材を選んで盛り付ける

(2)当院調理師による手作りデザート会

季節感や嚥下等を考慮した手作りのデザートを提供しています。

端午の節句
~いちごゼリー~

ハロウィン
~かぼちゃのティラミス~

クリスマス
~ほうれん草のムース~

選択メニュー

毎週火曜日(大型連休の期間はお休みします)の昼食に実施しています。
選択食を食べられた方は、1食につき50円の追加負担をして頂くことになります。
対象者は、常食を提供している方です。

選択食献立例

カツ丼、オムライス、チーズインハンバーグ、ラーメン、すき焼き風うどん、スパゲティミートソース、てりやきバーガー、お好み焼きなど

 
和風パスタ

 
明太とろろうどん


冷やし中華

栄養食事指導

医師の指示により、管理栄養士が入院・外来患者さまに応じた栄養食事指導を行っています。
詳しくは、医師、看護師、管理栄養士にお尋ね下さい。

チーム医療への参画

NST(栄養サポートチーム)、褥瘡対策チーム、ICT(感染症対策チーム)に参画し、他職種と連携しています。

摂食・嚥下障害の方への対応

当院では、可能な限り腸管を使用した栄養補給の選択、さらに「口から食べる力」のサポートにも力を入れています。
医師・歯科医師をはじめ看護師・放射線技師・管理栄養士が協力して摂食・嚥下障害の方への対応をしています。

(1) 嚥下評価

VF評価にあたり、栄養管理室より検査食(バリウムを混ぜた食事、ゼリー等)を準備しています。

(2) 形態調整食

上手く噛むことができない方には、料理を細かく刻んで提供します。また、上手く飲み込むことができない方には、料理や水分にとろみをつけたり、料理をゼリーやムース形態にして提供しています。

一口カット食 一口カット食

常食                  一口カット食

きざみ食

きざみ食

 

食事の改善

喫食調査を行い、患者さまの評価を取り入れながら食事内容の見直しに努めてまいります。
なお、好き嫌い等の要望にはお答え出来かねますのでご了承下さい。