入院のご案内(精神科)このページを印刷する - 入院のご案内(精神科)

入院手続きについて

1)入院手続きを行う場所

  • 入院の手続き及び説明は、正面玄関を入って左側の医事係受付で行ってください。
  • 入院費用や福祉制度等についても、ご希望があれば担当から説明いたしますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

2)手続きに必要なもの

  • マイナンバーカードまたは保険証、各種受給者証等
    ※限度額適用認定証をお持ちの方はご提示ください
    印鑑(2本:患者さん・保護者)
  • 入院形態により、戸籍謄本、住民票など必要な場合がありますので、
    医事係職員の指示によりご準備ください。

入院費について

1)医療費

(1)定時請求のお支払い

毎月、1か月分を月末で締め、翌月の10日以降に請求書をお送りいたしますので、お支払いは請求書受領日の月末までに、下記のいずれかの方法でお願いいたします。

  1. 医事係受付でのお支払い

    ※クレジットカード(1回払いのみ)、デビットカードもご利用いただけます。

  2. 振込(振込依頼書をご利用ください)

    ※最寄りの金融機関からお振り込みが出来ます。なお、一部お取り扱いが出来ない金融機関がございますのでご注意ください。

    ※振込でお支払いされる方は、医事係受付または病棟看護師にお知らせください。

(2)退院時のお支払い
  • 退院が決まりますと、退院日前日までに、入院医療費の概算をご自宅または入院されている病棟に連絡します。入院期間中の入院医療費は、すべて退院される日に精算をお願いします。お支払いを済ませていただいた後に退院となります。
(3)領収書について
  • 入院医療費をお支払いされましたら領収書をお渡しいたします。領収書は、高額療養費の申請や所得税の医療費控除申請をする際に必要となりますので、大切に保管してください。
    紛失された場合でも領収書の再発行は出来ません。必要な場合は、医療費支払い証明書を発行いたしますが、有料となりますのでご注意ください。

2)食事代

(1)食事の標準負担額について
  • 入院中の食事代は、下記の標準負担額(1食当たり)が自己負担となります。(生活保護、被爆者医療等の方は負担がありません。)

入院食事代の標準負担額(1食当たり)

●住民税課税世帯(下記以外の方)

490円

●住民税非課税世帯
・低所得者2

過去12ヶ月で90日までの入院

230円

過去12ヶ月で90日を超える入院

180円

●住民税非課税世帯・低所得者1

110円

  • ※住民税非課税世帯の方は「限度額適用・標準負担額減額認定証」を病院等の窓口に提示することにより、住民税非課税世帯の額が適用されます。
    「限度額適用・標準負担額減額認定証」は、申請月の初日から有効です。認定証を提示しない場合は、市民税課税世帯の欄の額が自己負担額になります。
    低所得者2で長期入院該当の場合、申請日から有効ですが、病院の窓口では申請月の翌日初日からの適用となります。
    食事代の負担額は、高額療養費払い戻し制度の対象となりません。

(2)選択食メニューについて
  • 好みに合わせて「選択食」で選択メニューを希望される場合は、1食につき50円の追加負担をいただくこととなります。
  • ・実施日:毎週火曜日の昼食
  • ・対象者:常食かつ米飯(パン、麺、ムスビを含む)を食べられている方
(3)食事代の請求について
  • 食事代は、医療費と併せて請求させていただきます
(4)外出及び外泊時の食事の費用について

外出及び外泊等で食事が不要の場合は、事前に下記の時間までに病棟看護師に申し出てください。
下記の時間を過ぎてからの申し出につきましては、すでに食事の準備をしておりますので、食事の自己負担額をいただくようになりますので、ご注意ください。

  • 朝食・・・前日の17:00まで
  • 昼食・・・当日の10:00まで
  • 夕食・・・当日の15:30まで

3)小遣い金

当院の売店等を利用する際に必要なお金の自己管理が困難な患者さんにつきましては、小遣い金として病院で管理させていただく方法があります。
小遣い金の管理を病院へ委託することを希望された場合には、1日あたり50円の管理料負担をお願いいたします。

小遣い金は、ご本人のご希望に応じて、払い出しいたします。また、出金伝票による買い物、散髪及びクリーニング等の精算に使用し、その出納明細は入院費請求書と一緒にお送りいたします。
なお、お預りしたお金は、現金及び決済用預金で管理するため、利息は発生いたしませんので、併せてご承諾ください。

小遣い金の残額が不足しますと支払ができませんので、お預け入れが滞ることのないよう、ご留意ください。小遣い金のお預け入れが滞った場合には、ご相談の上で何らかの措置をとらせていただく事があります。

小遣い金の管理を病院へ委託されない場合、病状によっては主治医の判断により現金の所持を制限、または禁止する場合があります。 また、所持されている現金の紛失等の責任は病院では負いかねますので、各自責任をもって管理してください。

小遣い金の取り扱いの方法は、以下のとおりです。

(1)現金を直接お預け・払い出しを行う場合

平日(月~金)9:00~17:00・・・医事係受付
時間外(土・日・祝日含む)はお預けのみ可能・・・玄関右側当直室
※病棟では、小遣い金をお預かりできません。

(2)郵便でお預けいただく場合

必ず現金書留でお願いします。送り先の住所は次のとおりです。

〒739-2693
広島県東広島市黒瀬町南方92
独立行政法人国立病院機構 賀茂精神医療センター
企画課医事係 小遣金取扱係

また、現金と併せて、入院病棟名、患者氏名、お預け金額を記入したメモを同封してください。

(3)小遣い金の退院時精算について

お預かりした小遣い金は、退院当日にすべてを精算してお返しいたします。精算時に不足があれば、不足金額をお支払いしていただきます。

4)その他の費用

(1)洗濯

病棟に備えてある洗濯機及び乾燥機が、1回100円(現金が必要です)でご利用になれます。

ご自分で洗濯できない場合は、業者に依頼する事もできます。
ネット1袋の洗濯代は850円です。初回はネットの購入代金 として1袋1,350円が別途必要です。

(2)オムツ

病院で購入したものを使用し、入院費と一緒に請求いたします。
詳細については病棟看護師にお問い合わせください。

(3)その他
  1. 切手、電話代、散髪代、他院での診療費及びタクシー等の交通費、診断書料
  2. 患者さんが病院の設備等を破損された場合は、その損害費用を弁償していただきます。

※小遣い金を預けられている患者さんは、上記のものを病棟からの出金伝票により支払うこともできます。

用意していただくもの及び注意

1)日用品について

ふだん着、下着、パジャマ、タオル、バスタオル、洗面用具(歯ブラシ及び歯磨き粉)、入浴用具(石鹸及びシャンプー等)、室内履き(かかとがあり滑りにくい物)、屋外履き、箸並びに箸箱、スプーン、コップ(プラスチック製)、マスク(病棟外では必須)、電気髭剃り(必要な方)等を各自でご用意願います。

持ち物には、名前をご記入ください

2)貴重品類の管理について

ネックレスや指輪などの貴重品類の紛失及び破損については、病院では責任を負いかねますので、なるべく持ち込まないでください。
どうしてもお持ちになりたい場合は、主治医、看護師と相談の上、各自で責任を持って管理してください。

3)電気製品について

ラジオ、CDプレーヤー、テレビ等の電気製品については、主治医の判断により使用を制限させていただくことがあります。

持ち込みを禁止する物

1)閉鎖病棟並びに開放病棟とも持ち込みを禁止するもの

鋭利な刃物(包丁、カッター、カミソリ、T字カミソリ、針、ハサミ、工具類、薬品、漂白剤、陶器製品、ニッパー)等
洗剤類(患者さんの病状によっては所持可)
ガラス製品(コーヒー等の瓶や調味料類・化粧品類の瓶は、プラスチック容器に入れ替えをお願いします。)

2)閉鎖病棟に持ち込みを禁止する物

爪切り、ライター等

3)携帯電話

原則、全ての病棟において、病棟内での使用はできません。

※開放病棟では病状によっては、主治医の許可があれば、携帯電話を病棟外で使用することができます。

※閉鎖病棟ではスタッフステーション内で預からせて頂き、フリー散歩時間など使用時間・使用場所を設定した際に使用できます。

※カメラ付携帯電話は、患者さん・職員のプライバシーを侵害するような使い方をした場合には、使用を禁止いたします。

4)パソコン等

パソコン等は原則持ち込み禁止です。

※病棟によっては、外部との通信機能、撮影機能、又は録音機能を使用しないことを前提に患者さんの病状や生活状況、退院を目指した目的等により、主治医が診療上必要と認める場合に限り、使用時間・使用場所を設定した際に使用できます。

※パソコン等とは、パソコン(周辺機器を含む)、Wi-Fiルーター、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、デジタルカメラ、ICレコーダーなど、外部との通信機能、撮影機能又は録音機能の付属された機器のことをいいます。

看護師特定行為について

当院では、特定行為研修を修了した看護師が、医師の指示に基づき下記の特定行為を実施しています。
実施にあたっては、安全に十分配慮して行います。

特定行為を看護師が実施することに同意できない場合は、窓口までお知らせください。そのようなお知らせがなければ同意があったものとして取り扱わせていただきます。
ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

※看護師特定行為とは専門的な研修を受けた看護師が、医師の指示を受けて実施する特定の診療補助行為です。特定行為を実施することで、患者さんの状態に迅速に対応することが可能となり、「治療」と「生活」の両面から患者さんを支えることを目指しています。

車・自転車などの乗り物について

入院中には、事故防止のため自家用車や自転車などの病院敷地内への乗り入れは禁止します。

お薬について

当院で処方された以外のお薬をお持ちになられた時は、全て看護師にお知らせください。
お薬手帳をお持ちの場合は、ご提示をお願いします。

面会について

面会時間は、原則として午前9時から午後4時の間にお願いします。
面会時に主治医との面談をご希望の方は、事前に病棟へご連絡ください。

面会の際は、病棟スタッフステーションまたは病院正面玄関左側の医事係受付に備えてある「面会票」をご記入の上、病棟スタッフステーションへご提出ください。
(土・日・祝日は玄関内右側の当直室窓口にも「面会票」があります。)

病棟周辺は、緊急自動車の進入路となっております。お車でお越しの方は、外来駐車場に駐車してください。
荷物が多い等の理由で病棟近くへお車の駐車を希望される場合は、医事係受付(土・日・祝日は玄関内右側の当直室窓口)で「院内通行許可証」を受けてください。ご用が済みましたら速やかにお車を移動し「院内通行許可証」を返却してください。

また、次の事項を厳守願います。

1)危険物の持ち込みと受け渡しは厳禁です。安全のため、荷物を点検させていただくことがあります。なお、危険物とは、「持ち込みを禁止する物」にある刃物や先が鋭利なものをいいます。

2)糖尿病などで治療上、食事制限を行っている患者さんについては、食べ物の持ち込みが制限されている場合がありますのでご協力願います。

3)面会中に他の患者さんについて知り得た情報を外部に漏らすことは許されません。(プライバシー及び個人情報の保護のため)

4)院内での写真撮影及びビデオ撮影は、禁止します。

5)宗教活動、政治活動および物品の販売等は、固く禁止します。

6)ご家族の方以外の面会は、デイルームでお願いします。

7)できるかぎり少人数での面会をお願いします。

8)来院時は不織布マスク(布マスク・ウレタンマスクは不可)を着用の上、必ず手指消毒をお願いします。マスクの装着が困難な方は、病棟スタッフにご相談ください。

9)37℃以上の発熱のある方、体調不良の方、感冒症状のある方は面会をご遠慮ください。

10)面会者様については、病室やデイルームでの飲食は禁止といたします。

11)マスクを外しての会話、大声での会話はお控えください。

外出及び外泊について

1)外出及び外泊については、主治医の許可が必要です。病状によっては、外出及び外泊ができない場合もあります。また、治療上外出及び外泊をお願いする事もありますのでご理解ください。

2)外泊の時は、「外泊許可書」と一緒に外泊中の患者さんの様子を書いていただく用紙をお渡しますので、外泊中の様子を記入して病棟看護師にお渡しください。

3)外出時間は、院内、院外及び季節等にかかわらず、原則として9時00分~17時00分となります。

4)帰院予定の時間に間に合わない場合は、必ず病棟にご連絡ください。

5)外出及び外泊中に容体等に変化があった場合には、必ず入院中の病棟看護師に連絡してください。

他の医療機関への受診について

1)入院中の方が他の医療機関への受診(投薬のみの場合も含む)を希望される場合は、事前に必ず主治医または看護師にご相談ください。また、患者さんの代わりにご家族の方が、お薬を受け取りに受診される場合も同様にお願いします。連絡なしに受診された場合、受診先の医療機関にもご迷惑をおかけするためにご注意ください。

2)他の医療機関への受診を希望する時は、原則としてご家族の付き添いをお願いします。その際の交通費の費用は患者さんがご負担ください。医療機関への受診に限らず、療養生活に必要な外出や入院及び退院並びに転院時等も同様となります。

散髪について

各病棟に毎月1回理容業者が来ますので、ご希望の方はご利用ください。

飲酒・喫煙について

院内での飲酒はご遠慮ください。
原則敷地内禁煙となっております。喫煙は所定の場所でお願いします。

病院敷地内での撮影・録音について

当院では、患者さんやご来院の皆様及び病院スタッフの個人情報やプライバシー保護のため、病院敷地内での許可のない写真・動画撮影、録音、 SNSを含むインターネットへの投稿を一切禁止しています。

通信について

手紙やハガキを出したり受け取ったりすることは制限されません。
電話は原則として自由ですが、病状により主治医から制限される場合があります。公衆電話は各病棟内に設置しております。テレフォンカードは売店で購入可能です。
携帯電話については「4.持ち込みを禁止する物」をご確認ください。

保険証等の確認について

1)月に1度は、保険証等を確認させていただきます。面会時または入金時に医事係受付に提示してください。保険証は、確認後すぐにお返しいたします。

2)保険証等の記号番号や有効期限等が変更になった場合には、速やかに医事係にご連絡ください。入院中に保険証等の資格がなくなったとき、または、保険証等の内容が変わったとき(期限の変更も含む)は、すみやかに受付にお申し出ください。また、資格の期限が切れることのないようお手続きをお願いします。お手続きされないままで保険証等が無効になった場合は、保険請求できず患者さんより全額実費にてお支払いただく事もございます。

確認させていただく保険証等の種類

健康保険被保険者証※、後期高齢者医療受給者証※、限度額適用認定証・標準負担額減額認定証※
重度医療受給者証、療養介護医療受給者証、障害福祉サービス受給者証
(※については健康保険証利用登録を行ったマイナンバーカードでも可)

病院家族会「まつかぜ会」について

精神科治療を進めて行く上で、ご家族の理解や愛情は大変重要です。

しかし、ご家族自身にも悩みを打ち明ける場、そして励まし合う場は必要であると考えます。入院される患者さんのご家族には、入院時に家族会へご加入いただいております。
全体活動として定期総会や学習会、他の施設見学等を行っており、各病棟でも勉強会や意見交換等の活動を行っております。

会費は、月額500円です。月ごとに小遣金から引き落としをさせていただきますのでご了承ください。
小遣金を医事係に預けられない方は、当月分の会費を医事係または心理・ワーカー室でお支払いください。なお、退院時に退会となりますが、外来家族会に加入することが出来ます。
詳しくは、まつかぜ会事務局(ソーシャルワーカー)までお問い合わせください。

患者相談窓口のご案内

患者さんやご家族の方が安心して治療、療養に専念できますように患者相談窓口を設置し、専任の担当者(ソーシャルワーカー・看護師等)が相談をお受けいたします。

お受けいたしましたご相談やご要望は、その内容に応じて、適切な部署や職種と連携を取りながら、患者さんと当院にとって公平・公正な問題解決を行えるように努めます。予約は不要です。どなたでも、お気軽にご相談ください。

虐待相談窓口について

病院は、虐待が疑われる事案を発見したときは、行政に通報することが義務づけられています。
当院では、虐待防止受付窓口を設置しておりますので、虐待が疑われる事案を発見したときは、お気軽にご相談ください。患者さんへの対応が不適切と思われる場合もご相談ください。

院内の相談窓口

医事 専門職
療育指導室長

病院代表電話 0823-82-3000
メールアドレス 510-gyakutai-soudan@mail.hosp.go.jp

市町村等通報窓口

1-2病棟、1-3病棟、1-4病棟、2-1病棟 :広島県疾病対策課(082-223-0521
3-1病棟、3-2病棟 :入所者の方の該当市町村
(東広島市の場合:障害福祉課 082-420-0180

その他

1)住所、連絡先及び保護者等の変更がありましたら、速やかに医事係職員または病棟看護師へご連絡ください。

2)入院する病棟(閉鎖または開放)により異なる取扱いがありますので、 詳しくは病棟でお尋ねください。また、入院中のお困り事、ご不明な点がございましたら、医師、看護師、ソーシャルワーカー、医事係職員などに遠慮なくご相談ください。

3)各種証明書及び診断書等については、作成に日数を要するものがありますのでご了承願います。

精神科病棟について

1)主治医

原則として一人の患者さんには、入院から退院して外来治療まで一貫して一人の医師が受け持ち、それぞれの病状に応じて精神療法・薬物療法などの医学的治療を行います。

2)治療活動

患者さんの病状により、次のような各種の治療活動が主治医の指示・指導により行われます。

  • ○病棟内生活援助
    • 病棟看護師が患者さんの病状、生活能力にあわせて日常生活の援助を行います。
      また、患者さんの良き相談相手となれるようにと、毎日の病棟生活を考えています。
  • ○作業療法
    • 当院では対人関係の改善、社会性の向上、また生活に変化や楽しみの場を提供することなどを目的として、園芸、木工、料理など、さまざまなグループ活動を行っています。
  • ○心理療法
    • 心理療法士によるカウンセリングを行なっています。カウンセリングでは、一人一人の心の悩みに共に向き合い、その人らしく生活していけるようサポートしていきます。

3)医療相談

ソーシャルワーカーが、社会保障制度や療養、就労をはじめとした日常生活に関する相談に応じ、解決への援助を行っています。

4)その他

入院される病棟(閉鎖、開放)によって処遇が異なる場合もありますので、詳しくは病棟にてお尋ねください。